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現実と脳の関係性

投稿日:2018年9月29日 更新日:

『ジャータカ』という仏教説話をご存知でしょうか??
その中に兎(うさぎ)にまつわるお話があります。

 その昔、菩薩(釈尊の前世のことです)は兎として生まれ変わりました。その兎は、猿、キツネ、カワウソという三匹の友達と森の中に住んでいました。兎は菩薩の転生でしたので、普通の動物と違って智慧がありました。

彼らは、昼は各々えさを探しに別に行動していましたが、夜は一緒に集まりました。その時兎は・悪いこと、ずるいことをしてはいけないと戒の話を、また、自分だけ良ければいいという生き方ではなくて、他人のことも心配するべきですよと布施の話を、また、生きているものとして道徳的でモラルを守るべきですよと修行の話などを、よくしていました。

ある満月の日、兎は修行しようと思いました。三匹の友人も誘いました。皆、大変喜んで修行することに決めました。修行してもお腹が空くので、まずえさを探しておこうと思ったのです。

兎は、 「今日は修行中だから、えさをひとりで食べるのではなく、誰かに一部をあげてから食べなさい」 と、注意しました。

そこで、カワウソが川で人が魚を釣ったものを見つけました。キツネは畑仕事の人々が食べ残した肉とチーズのようなものを見つけました。猿は木からマンゴーを取って来ました。兎は草を食べればよいので、食べ物を貯蔵する必要はありませんでした。

その代わりに、大きな悩みが出てきました。食べる前に布施をしなくてはならないと自分で決めたのに、草を乞うてくる人はまずいないでしょう。三匹の友達の食べ物は人間も食べるので、簡単に施しをできるでしょう。何か自分が偽善行為をやっているような気もしました。

「偽善になってはたまらない。誰かが食を乞うて来たら、この身体をあげます。兎の肉を食べたがる人は、いくらでもいるでしょう」と、覚悟を決めました。

兎は、修行のために命まで賭けました。天国(帝釈天)にいる天の王・サッカはこれに驚きました。

皆が正直かどうか試してやろうと、乞食に変身して、一匹ずつ訪ねました。カワウソもキツネも猿も、喜んで自分のえさの一部ではなく、全部施しました。

サッカは 「後で来ますから」と言って、えさを返して兎のところに行きました。

(そして)「何か食べ物をください」と、兎に頼みました。

 兎は、 「それは良かった。誰にでも真似できないほどすばらしい施しをしますので、薪を拾って火をおこして下さい」と言いました。

 サッカは自分の神通力ですぐ、ごうごうと燃え立つ火を作りました。

 兎は身体についている虫を落とすために身体を振って、火の中に飛び込みました。

 身体が丸焼きになると思っていたのに、この火は熱いどころか異常に涼しかったのです。

 兎は乞食に尋ねます。 「善人よ、あなたの火は威勢がよいのですが、私の毛一本も燃やせるほどの熱はありません。あまりにも涼しいのです」

 サッカ天は答えて曰く、 「賢者よ、私は乞食ではありません。あなたの修行にかかる気持ちはどれほど正直かと試すために、天から降りたのです」。

サッカは、 「善行為を行うことは、どれほど大事かと後世の人々に知らせてあげます」と思って、山を絞り、液体を出して、月に兎の形を描き遺しました。

http://www.j-theravada.net/jataka/jataka-9912.html

「恐怖」と「脳」の関係を示唆する面白いお話。

脳の側頭葉内側の奥にあるアーモンド形の神経細胞の集まり「扁桃体(へんとうたい)」。この扁桃体が機能しなくなると、人間は恐怖を感じることができなくなり、向こう見ずな行動をとってしまうようになる可能性があるそうです。

(中略)

ヒトの脳での扁桃体の位置。

恐怖を担当する扁桃体が機能しないS.M.さんは、これまでの人生で何度も命が危険にさらされるような出来事を体験しているにもかかわらず、その時に恐怖を経験せず恐怖の記憶もないため、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になることがないそうです。

(中略)

恐怖を感じないためS.M.さんが遭遇した危険の一例として、S.M.さんが30歳のときのある晩、明らかに薬物の影響下にあると見られる不審な男性に接近したところ、ナイフを突きつけられ「殺すぞ」と脅されてしまったそうです。その時もまったく恐怖を感じることのなかったS.M.さんが、近くの教会で聖歌隊が歌っているのを聞き、「わたしを殺すなら、天使たちが黙っていないわ」と言い放ったところ、男性はおもむろにS.M.さんを解放し立ち去ったとのこと。

https://gigazine.net/news/20101225_fearless_without_amygdala/

「恐怖」は脳の「扁桃体」という部分と大きな関わりがあるようです。

扁桃体が世界の性質を決める

私は、

“扁桃体が世界を性質を決める”

と考えています。

扁桃体とは、
脳にある『心のアンテナ』。

目の前の現実を
あなたが認知した時に、

“快か不快か”

を判断します。

それは、
あなたの中でくだされる、
現実に対する、

“最初の判断”

といえるものの一つです。

意識されるよりも早いため、
あなたは目の前のものが
何なのかもわからずに、

驚いたり、声をあげたり、
避けたりすることができます。

時にその働きは、
命にもかかわるため、

“攻撃するのか逃げるのか”

という究極の判断をも、
瞬時におこなってくれるのです。

その結果、

“怒り”と“恐怖”

というネガティブな感情を、
あなたの中に一瞬で
湧きあがらせることになります。

何よりも早く、
目の前の現実が、
快か不快かを判断する。

不快であれば、
怒るのか恐怖するのかを判断する。

つまりそれは、

この世界そのものを、
どのように受け止めるのか
判断している

ということに、
等しいと言えるでしょう。

この世界の性質を決める、
最初の判定者。

それが、扁桃体です。

扁桃体によって、
この世界の受け止め方が決まる。

あなたにとって、
この世界がどんな世界なのか。

その性質は、
扁桃体によって決まるのです。

この扁桃体の敏感度は、
人それぞれによって大きく違います。

しかもそれは、
生まれつき決まっています。

その後、
幼少の頃の体験によって、
より敏感になるかどうかが分かれるのです。

人間にとって、
不条理で危険な場所で、
長い間、幼少期を過ごせば。

当然、
敏感度は高まってしまいます。

不快なものに、
より反応しやすくなり、

怒りやすくなり、
恐がりやすくなるのです。

そして、

その敏感度は
一生変えることができない

と現時点では、
考えられているのです。

つまり、もし、
あなたの扁桃体が敏感であれば。

世界は無条件に、
不快な性質をおびやすくなる

ということ。

あなたに怒りや恐怖を
湧きあがらせる引き金に満ちた、
好ましくない性質の
世界になるということです。

それはつまり、

“生きづらい世界”

ということかもしれません。

これはどういうことを、
意味しているでしょうか?

つまりそれは。

生きづらさを決めているのは、

『事実』

ではないということ。

私たちは、普段、
自分たちの住む世界の性質を、

『事実』

によって決めようとします。

○○があるから楽しい、
○○があるから苦しい、と。

例えば、

「運動会があるから楽しい」

といった風に。

しかし本当は、

「運動会がある」

という『事実』だけでは、
世界の性質は何も決まりません。

運動会があるという
『事実』それ自体に、
あなたが快か不快かを
決めることはできませんよね。

もちろん、
運動が得意という『事実』があれば、
運動会は楽しいかもしれません。

そして、
運動が苦手という『事実』があれば、、
運動会は地獄かもしれません。

でも。

たとえ運動が得意でも、
運動会が嫌いな人もいるでしょう。

それは、

「みんなで大騒ぎする」

という『事実』が
あるかれかもしれません。

しかしこれも、

「みんなで大騒ぎする」

からこそ運動会が好きな人もいるでしょう。

つまり。

『事実』をいくら寄せ集めても、
世界の性質は決められない。

『事実』そのものには、
世界の性質は決められないのです。

世界の性質を最後に決めるのは、

『扁桃体』

だということです。

だから。

生きづらさから脱け出すためには、

“扁桃体をいたわる”

ことが不可欠なのです。

そして、

“あなたの扁桃体に合った生き方”

を見極める必要があるのです。

それさえできれば、
あなたの生きづらい人生が、

“心地よい人生”

へと確実に変わっていくということです。

http://brain-soul.com/corner47/corner56/pg521.html

 

強烈な幸せ

扁桃体が敏感な人が持つ『能力』とは、
いったいどんな能力でしょうか?

それは、

『強烈な幸せを感じられる能力』

です。

扁桃体が敏感ということは
感情の反射神経が、
とてもいいのです。

そのため、人一倍苦しい思い、
ツラい思いをしてきています。

さらに。

扁桃体が敏感な人は、
幼い頃に複雑な環境で
育った可能性が高い。

そのため、
感情移入する能力
非常に高くなっているのです。

たとえば、
扁桃体が敏感な人には、
映画や小説など、
たとえ作り話であっても、
そこに、

『強烈な現実感』

を感じることができます。

これは扁桃体が丈夫な人、
複雑な経験をしたことがない人には、
やりたくてもできないことです。

まさに一つの大きな、

『能力』

と言えるでしょう。

人生の複雑さ、
孤独に生きる苦しさ、
人間関係のはかなさ、
人の心のあさましさ…、
この世界そのものの不条理さ、

そういった、
人生のネガティブな側面を、

敏感に、そして、
とてもリアルに感じ取る
『能力』を持っているのです。

ということは。

日常的なささいな幸せを、
感じ取れるようになれば。

そのささいな幸せが、
とても大きく感じられる。

すなわち、

『幸せの落差』

によって、
ささいな幸せでさえ、
簡単に大きな幸せを
感じられるようになる。

さらに、
それだけでは済みません。

もし誰もが感動するような、
明らかに幸せなできごとに遭遇したら。

その幸せのインパクトは、
はかり知れないほど大きくなる。

つまり、
扁桃体が敏感な人しか味わえない、

『強烈な幸せ』

を感じることができるのです。

http://brain-soul.com/corner47/corner56/pg528.html

量子力学の世界ではさらに面白い「脳と現実の関係」が見えてきます。

引き寄せの本質は意識の現象化だと思っています。

この世に存在する万物の基となっているのは、原子、陽子、中性子、素粒子など、超ミクロの物質です。

我々もこれらの「粒」が集まって肉体が出来ているということは紛れもない事実であり、真実です。

そして、これらの「粒」、いわゆる量子は、人間が意識していない時には「波」の状態になっています。

ここで言う「波」とは、電波や音波など目で捉えることが出来ないエネルギーです。

物質のように「ここにある」と位置を特定できない、空間に偏在しているエネルギーの状態ということなんです。

つまり、人間が意識していない時、量子はエネルギー(波)の状態になっているということは、すでに科学的に確認されている事実なんです。

これが量子力学最大の謎なんですが、全ての物質を構成する粒はそもそもエネルギーで、人間が意識すると物質化するということになります。(@Д@;

にわかに信じがたいですが、これは量子力学の中ではすでに常識です。

そう考えると、この世はそもそも全て「波」というエネルギーで出来ているということになりますよね。

そして、それら量子は、なぜか意識することで一瞬で物質化する。

しかも、それら量子は、人間の五感では感知不可能な程の超高速で動き回ることによって、何もない空間を埋めていると言えるんです。

何しろ、原子の99.9999~%以上は「空っぽ」なんですから。。。

あなたも子供の頃に「物質の最小単位は原子である」と学んだと思います。

その原子は、中心に原子核があり、それを取り巻く電子で構成されています。

仮に原子核をサッカーボール⚽️と同じ大きさに見立てたとしましょう。

その場合の電子の大きさはだいたいパチンコ玉ぐらいになります。

ちなみに、以下の図は原子核とそれを取り巻く電子のイメージです。

実際は電子が光速に近いスピードで動き回っているので、「ここにある」と特定できない、雲に近い状態となっています。こんな感じに。

で、原子核がサッカーボール大だとした場合のパチンコ玉大の電子との距離はどの程度離れているのか?

その距離は、だいたい東京~小田原(80㎞以上)ほども離れていることになるのです。(@_@)

ということはですよ。

原子はそもそも、ほぼ何もない空間ということです。

直径160㎞もの空間にサッカーボールとパチンコ玉しか存在しなかったら、その空間はほぼ「カラ」ですよね。

それはイコール、私たちの身体含めたこの世の物質は、ほとんど空っぽの空間ということです。

その空っぽの空間を、電子が超高速で動き回ることで埋めているんです。

ですので、ある意味、我々は何もない空間に「物質がある」と錯覚しているんです。(・∀・)

で、なぜ「錯覚」という言葉を使っているかと言うと、我々の五感を作っているのは全て脳だからです。

目で見たイメージも、聞こえる音も、匂いも、手で触れた感覚も、全て脳が作っています。

その証拠にリアルな夢を見ている時は当然、匂いや触感などもありますが、実際には何もないですよね。

それらは全て脳内で作られたものです。

そして、厳密に言えば、私たちがリアルに見て、聞いて、触って、匂っているのも同じことなんです。

私たちが見て、聞いて、触って、匂ってみたことは、すべてがそのまま脳に送られているわけではありません。

それらはいったん電氣信号に変換され、それを脳が解釈することで見て、聞いて、触って、匂っているのです。

つまり、現実を見ているのも、夢を見ているのも、原理的には同じなんです。(@_@)

催眠状態の人なども、熱くないものを熱いと感じたり、軽いものを重く感じたり、目の前にないものが見える、ということが起こりますが、これは催眠によって脳がそのように認識しているからです。

そう考えると、あなたの脳が「これはこういうものだ」と認識すると、あなたの周りにその現象が起こるということです。

はたから見るとそれは単なる錯覚であったとしても、あなたにとっては紛れもない現実として解釈されるからです。

ただ、この世に存在する万物全てがエネルギーであるなら、我々が認識している物質や現象の全てがそもそも錯覚なのかもしれません。

なぜなら、物質の最小単位である原子は、限りなく100%に近い割合で、空っぽなんですから。。。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

本当は何もない空間なのに、超高速でうごめく電子のエネルギーを各感覚器官が感じ取り、それを脳が解釈することで見えている、聞こえている、触っている、味わっているという感覚を作っているのかもしれません。

つまり、全ては脳が作り上げた「錯覚」ということです。

あなたが意識、無意識で「信じていること」に基づいて、あなたの脳があなたの周りのエネルギーをその様に解釈しその様な現象が起こっている。(*゚ー゚*)

あなたの信じていることが、たとえ他人から見ると誤解だったり、事実と違ってたりしたとしても、あなたが「そうに違いない」と信じていれば、あなたの中では「紛れもない事実」なんです。

そして、あなたの中で「紛れもない事実」と解釈されているわけですから、その解釈に基づいて「紛れもない事実」としての現実がさらに展開されるわけです。

まさに無限ループ状態で。(@_@)

何千年も前の大昔から仏陀のような聖者と呼ばれる人たちは、「物質の本質は空(くう)である」、「物質は幻想である」と言ってきました。

それが最先端の物理学である量子力学(量子論)で裏付けられてきているんです。

そして、本質的に全てが脳による錯覚だとしたら、あなたが何を信じるかであなたの目の前に起こる錯覚は変わるということです。

 

どうせ錯覚ならば、本当のあなたにとって望ましい状態に錯覚すればいい。(*^.^*)

つまり本当はどんなあなたでありたいのかを自覚し、「すでにそうである」と錯覚すれば、それがあなたの現実として展開し始めるということになります。

いずれにしても、あなたの意識があなたの現象を作り上げているということです。

あなたの目の前の現実は、あなたのどんな錯覚が現実化してますか?(^∇^)

https://ameblo.jp/inthetic/entry-12193539213.html

もしあなたが恐怖でいっぱいな状態であれば、次から次へと恐怖に満ちた現実がやってくる。
反対に幸福な状態であれば、どんどん幸せがやってくる、、、

引き寄せ(引き出し?)の法則!!

 

 

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