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格差社会 鶏(ニワトリ)と生存権の物語 

投稿日:2018年10月5日 更新日:

最近、格差社会が問題になっています↓

 私は困窮者支援の現場で、年間500件ほどの相談を受けるNPOを運営している。そこで聞こえてくるのは「年金が低すぎて生活ができない」「保険料が毎年上がっており、これ以上は負担が重たすぎる」「病気があってもお金がないから受診できない」「時給が安いので子どもを育てるのに仕事を掛け持ちしなければならない」といった声である。

非正規雇用の増加とワーキングプア、そして「下流老人」など、若者から高齢者まで貧困と格差が深刻さを増している。その猛威は、すでに普通に働いている中間層にも襲いかかっている。「中間層崩壊」と指摘される現実が私たちの目の前に現れている。現場の実感としては、どこに憲法25条で掲げる「健康で文化的な最低限度の生活」を享受している国民がいるのか、と思うほどの凄惨な生活実態が広がっている。

http://bunshun.jp/articles/-/4631

日本国憲法第25条
第1項
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/生存権

このような日本、世界の現状に対して一個人として何ができるのか?

デモや社会運動も1つの方法かもしれませんが、、、

以下はサミュエル・スマイルズの『自助論』の1節。

「天は自ら助くる者を助く」
この格言は、幾多の試練を経て現代にまで語り継がれてきた。その短い章句には、人間の数限りない経験から導き出された一つの心理がはっきりと示されている。自助の精神は、人間が真の成長を遂げるための礎である。自助の精神が多くの人々の生活に根づくのなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力ともなるだろう。

 一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。

格差社会を解決する方法は実はたくさんある??

例えば「ベーシックインカム」

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して[1][2]最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策

https://ja.wikipedia.org/wiki/ベーシックインカム

最低保証額として、国から毎月10万円支給されたとしたら???

ベーシックインカムに関連してビルゲイツが発展途上国の国民に「」を寄与したという面白いニュースがありました。

ビル・ゲイツ氏はユニバーサル・ベーシックインカム(以下、UBI)の反対派ではない —— 貧困層を救うという意味では —— 。しかし、国家としてUBIを導入するのはまだ早いと考えている。

27日月曜日(現地時間)、慈善事業家でビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長を務めるゲイツ氏は、ソーシャルニュースサイト「Reddit」でAMA(Ask Me Anything:「ビル・ゲイツだけど質問ある?」)において、UBIについての質問に対して、躊躇しながらも回答した。UBIは個人の職業や収入にかかわらず、政府が国民に無条件で現金を支給するという構想だ。

UBI賛成派は、ベーシックインカムによってすべての人の基本的なニーズが満たされ、その資金はトップレベルの富裕層に重く課税することで賄われるため、所得格差のギャップを埋めることができると主張する。

「時間とともにUBIを導入できる国家は増えるだろう」と、ゲイツ氏は語った。

「しかし、高齢者の支援、障害を持った子どもの援助、教育に携わる人を増やすなど、片付けなくてはならない課題はまだたくさんある」

ゲイツ氏がこのような緊急性の高い話題を持ち出すのはこれが初めてではない。2月に行われたQuartzのケビン・ディレイニー(Kevin Delaney)編集長とのインタビューで、ゲイツ氏は、UBIを導入する上で必須となる労働力の不足に言及している。

他の大勢の賛成派とは異なり、ゲイツ氏にとってロボット工学や人工知能による労働力の自動化、つまり職を失う人の増加が、UBIを支持する動機になっているわけではない。テクノロジーは膨大な富を国にもたらすとゲイツ氏は信じているが、ディレイニー氏とのインタビューの中で、その富が貧困に苦しむ人たちを救済するための施策に用いられることを願うと発言している。そうすれば自動化によって職を失った人たちは新たに訓練を受け、労働力が不足している分野で役割を担うことができる。

ともかく、国はUBIのような包括的な政策を実施するために必要な富をまだ持ち合わせていない、とゲイツ氏は述べた。

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「米国でさえ、国民が働かなくなっては破綻してしまう。国民が働かなくても問題ないほど裕福になる日はいつか来るだろう。しかし、その日までは勤労所得税額控除などの制度が勤労意欲を高めるはずだ」

勤労所得税額控除(Earned Income Tax Credit:EITC)は、「マイナスの所得税」と言われる税制の1つ。定職に就いているが、ある一定額以下の収入しかない世帯は、確定申告の際、税金を支払うのではなく、政府からお金を支給される。この制度の目的は勤労意欲を高め、低所得層の家庭を金銭的にサポートし、理想的には貧困から抜け出す術を与えることだ。

ゲイツ氏は貧困層を助ける他の方法を提唱する。すなわち、開発途上国の国民にニワトリを寄付する方法だ。Heifer Internationalと協力し、2016年にはカンボジアで10万羽のニワトリを寄付した。

「このニワトリたちは繁殖を続けている。ニワトリの飼育ほどのリターンが望める投資は他にない」

ゲイツ氏はHeifer Internationalとのパートナーシップを公表した記者会見でそう語った。ニワトリを飼育する家庭は、食料や他の家畜を手に入れるために売却することもできれば、厳しい状況に置かれた時は食べることもできる。ただし、ニワトリと同額の現金を与えるというアイデアには憤りを覚えている

「空腹な人に魚を与えるのではなく、釣りを教えるという逸話と同じことだ。逸話のテーマがニワトリでも問題ないはずだ」

[原文:Bill Gates says it’s too early for basic income, but over time ‘countries will be rich enough’

(翻訳:Wizr)

https://www.businessinsider.jp/post-1106

追伸

にまつわる面白いお話↓

皆さまはご存知でしたか?

もともとニワトリは神様の使いと呼ばれていたそうです!!

鶏

これは日本神話に描かれているそうなのです。

「古事記」「日本書紀」にはこう描かれています。

太陽の神様として知られている、天照大神(あまてらすおおみのかみ)が

天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまい世の中が闇に包まれてしまいました。

その際に、八百万の神さまが額を集めて話し合った結果、

知恵の神であるオモイカネの案で「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」こと

ニワトリを一列にならべさせ、その長い美声で天照さまを誘い出そうとしました。

その結果、作戦が見事に成功し、アマテラスを天の岩戸から出す事に成功したのです!

以後、この常世の長鳴鳥(ニワトリ)がアマテラスの使いと呼ばれるように

なったそうです。

そもそも神社の『鳥居』は神の使いである「ニワトリの止まり木」なんだそうです!

伊勢神宮

この逸話もあり、天照大神さまを祀る「伊勢神宮」ではニワトリは『神鶏』と呼ばれ

内宮境内に放たれています。

鶏_白

そしてそんなニワトリを鳥居だけではなく「御神体」、つまり神様として

祀る神社もたくさんあります。

ニワトリは神の使い!?

常世の長鳴鳥は臆病鳥

天照大神がスサノオノミコトの悪さにホトホト愛想を尽かして天の岩屋に閉じ籠もってしまったため、高天原は真っ暗になり太陽神不在のまま葦原中ッ国もまた闇に覆われてしまって 天も地も常夜のようになってしまいました。 常夜とは、ずっと夜が続くことで目覚めず眠りっぱなしの夜に直面しているような状態を表しています。 そこで余りの惨状に思いかねて八百万神は思金神に考えを巡らせてもらい対策を練りました。 その一番初めにしたことが常世国にいる長鳴鳥を集めて鳴かせることでした。

この長鳴鳥は早朝コケコッコー(cock-a-doodle-doo)と鳴く鶏のことで英語ではチキンと呼ばれています。 米国ではチキンというのは臆病者に例えられ、映画の中でチキンと言われた男が怒りを爆発させるシーンがありました。 ニワトリはキジ目キジ科の鳥で飛べない鳥・・鳥は飛べるから鳥なのに ニワトリは飛ばず(飛べず?)庭にいる鳥ということから庭鳥と名付けられました。 常世国にいる鶏は常夜の闇をはらうため 犠牲を払って最初に鳴かされました。

常世国とは不老不死の国・死人の国あるいは想像上のどこかにある常に変わらぬ国と広辞苑に記されています。 三つに共通するのは変化がない国。 変化がないということは進歩もない代わりに悪い状況に一転してしまう危険性も伴いません。 このような国の住人である鶏は、臆病とみなされてしまうのでしょう。 チャレンジ欲がなく庭でウロウロしているだけの鶏が大抜擢されて 常夜の闇を取り除く仕事を任されました。

ニワトリは臆病者(鳥)と罵られながらも常に一定の生活をする常世国に住処を求めました。 常夜の暗闇に光を戻すためには闘いたくない“ニワトリ”のチカラが必要だった?

追追伸

食べられる為だけに育てられる、、、
ニワトリの生存権とは??

http://macrobiotic-daisuki.jp/genetically-monster-food-1636.html

https://daysjapan.net/2018/04/17/ニワトリ、豚、牛%E3%80%82食のための「拘束飼育」の廃/

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