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太陽の国へ還るとき 短編シリーズその5

投稿日:2018年11月15日 更新日:

私がまだ20代の時、社会に出たものの全く適応できず、仕事をやめて瞑想ばかりしている時期がありました(笑)

その頃の印象深かった体験を2つ。

1つ目は夜通し瞑想していた時のこと。

あたりが恐ろしいほどの静寂に包まれていました。

あまりにも静かで死を感じるほどでした。

そんな中、大きなエネルギーの気配を感じはじめます。

その気配とともに大地や自然が目覚め、鳥たちが騒ぎはじめます。

自分という存在も含めた全てのものが渾然一体となり、恍惚とした感覚に包まれます。

夜明けを待ちわびる声に応えるかのように、巨大なエネルギー=太陽が昇りはじめました。

その瞬間、歓喜が沸き起こり、至福の世界が広がりました。

その世界では、小鳥や木々などあらゆる存在がともに調和したリズムの中に存在しており、歓喜していました。

 

2つ目は、山の中にあるキャンプ場にこもって自炊をしながらしばらく1人で生活した時の事です。

そのころは社会生活で疲労困ぱいしていたのですが、豊かな自然の中で生活しているだけで心身ともに正常に戻っていくのがわかりました。

1週間ほど経つ頃にはそれまで悩んでいたことなど取るに足らない事のように思え、悩みというものが一切ない状態になりました。

自然のリズムと同調した生活を2週間くらい続けて、完全な自然体となった状態で、人間界へと戻りました。

するとそこはノイズにノイズを重ねたような不協和音に満ちており、暴力的でエゴイスティック、、、、筆舌し難い狂気の世界のように感じました。

 

最後に「22を超えてゆけ」という本の中の一節をご紹介。

「いいですか。よく目を凝らしてご覧なさい。この宇宙は張り巡らされたクモの巣のように、光の糸でつながっています。星も石も植物もそしてヒトも、すべての命は光の糸でつながっているのです。
(中略)
あなたがたの発する『意識』というものは、電磁波の一種なのですよ。ご存知でしたか?
あなたがたは、ご自身の意識というものに細心の注意を払い、そして責任を持つべきです。なぜなら、磁気の不調和は惑星地球の運行やその軌道、そして近隣の惑星にまで悪影響を及ぼしているからなのです。」
(中略)
オマエたちは惑星地球の細胞の一つだ。オマエの思考など細胞に供給される栄養のようなものだ。腐った栄養を与え続けていたならば、いずれ惑星は死ぬ運命にある。もっとましなものを供給して、惑星の進化に貢献することだな・・・・・・」

 

 

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